この間の誕生日。
1年生クラスの学生から納豆をもらったり、
ライフやSAのみんなからケーキやセンスのいい扇子をもらったりしたが、
院生のシンヤと淳也さんもTシャツ&タオルをプレゼントしてくれた。
シンヤが私の誕生日を1週間違えたかなんかしたようで、
昨日、それをいただいた。
「おお、これはすげぇ!」
うれしかったので、
今日は特段、外部との交流もなく、
PC前で仕事が終わる日だったため、
Gパン、Tシャツ(いただいたもの)で出勤した。
午前中に1件、
どうしても月曜日に行う測定機材の件で業者の方と打ち合わせが必要だと思った。
っていうのも、その方火曜日に研究室に来て、
「あ、しまった、この機材が足りないですね・・・今週中に持ってきますんで」
と言いつつ、
昨日まで全然来なかったので、
「ひょっとして当日直接来るのか・・・いや、あの会社祭日休みだって言い放ったから来るわけないし」
と思い、直接担当者の携帯に電話してみた。
そしたら・・・
「っむむもも、もしもし・・・?」
お前寝てただろ!
「日本大学の野口と申しますが・・・」
「あ、ふわぁぁ、あ、はい、どうも」
「あのぉ、この間の機材の件で・・・」
「え? あ、は・・・はい」
「不足分の受け渡しをお願いしていましたよね」
「あ、ああああ、あ、は、はい、そうでした!」
「明後日測定なんですけど、どうしましょうか?」
「あ、あわわわわ、ええ、えええーっと・・・」
完全に忘れ取ったな、ワレ!
そう思いながら、わざと沈黙したが、
向こうは電話口でパニクってるし、
どうにもラチ開かない。
「そしたら、今日だったら私が動くことは可能ですが」
「・・・・・・・・・(沈黙)・・・・・・・・・そうしたら、お願いしてよろしいですか?」
となり、その会社まで出向くことになった。
大学での業務をとりあえず一通りこなしたが、
今日はなんだかそれ以上の仕事をする気になれず、
まぁいいか、昼飯食ってないし、
向こうは会社に6時ごろまでしかいないとか言ってたな・・・と、
早々と午後3時ごろ大学を出て、
商店街の中華料理屋でメシ食って、
電車に乗った。
場所は、あの野球選手と女子アナによる「割引ラブホ事件」で有名になった街であった。
みんな、このTシャツに一旦目を留めるが、
何食わぬ顔してすれ違っていく。
やっぱり、結構目に映るよな、これ。
でも、まぁいいや・・・とのん気に考えていた。
しかし、駅に着く前くらいにふと思った。
「間違いなく理系の会社だし、
メッチャ制服とかでいたり、
ネクタイ絞めてたり、しかもシャツ長袖だったりしたら、
さすがにこのTシャツじゃぁ入りづらいなぁ。
担当者が気を利かせて、
ビルの入り口まで機材を持ってきてくれればいいんだけど、
なんだかオフィスに入るのがおこがましいし、
避けて欲しい格好だよなぁ。
そんな不安に駆られた。
駅に着き、一応オフィスに電話すると、
「じゃ、ビルの入り口に来たらお電話いただけますか?
駅からは大体7〜8分程度です。お待ちしております」
と言われた。
珍しく方向音痴の私が迷わずその会社のビル入り口まで行けたので、
すぐに電話したが、
電話に出たのは別の女性社員で、
担当者は別の電話に出ているとのこと。
んん、こりゃひょっとして、「こっちこい」になっちゃうのかな・・・。
しばらくすると、その女性社員が入り口に来たが、
手には何も持っていない。
「どうぞ、こちらです!」
と、ぎこちない笑顔で平然と言い放った。
「おいおいおい、いいのかい、この格好のまま入っても」
そう思いながら、彼女とエレベータに乗った。
・・・・・・・・・・・
めっちゃ気まずい(笑)。
片や普通のOL制服。
片や、GパンTシャツ。
「やっちまった感」満載の俺。
エレベータのドアが開き、
オフィスに入れられ、準備していた機材を受け取るとき、
周囲のマジメな理系サラリーマンの皆さまは、
一斉に私に冷たい目線を浴びせてきた。
まるで、4つのコーナーポストから同時に串刺しドロップキックを受けているような、
そんな超アウェーな気分だった。
とりあえず要るものだけもらって、
冷たく降り注ぐ視線をよそに、
そそくさと逃亡するようにオフィスを後にした。
もとはといえば、私との打ち合わせ事項を忘れたその会社の社員のせいだ。
しかし、私自身、社会人らしくない格好でいたのは確かだ。
だからといって、そんな冷たい目線で見んでもいいやろ!
それより先に「このたびは〇〇がご迷惑をおかけして、わざわざご足労いただき・・・」があってもいいんじゃないか?
なんだか、自分の非もあるのに自分のせいじゃない気もして、
凄く嫌な気分で、
割引ラブホに目もくれることなく、愛の街を後にした。
私の胸に潜んだ、地獄の墓堀人形。
や、やっぱおかしいかな・・・(塞込)。
