例えば。高所トレーニングで、通常の環境から酸素濃度が低い環境に移り、その状況に生理的機能も含めて徐々に慣れていくことを「馴化」という。
通常、酸素濃度が5%程度減少する環境へ馴化するには、環境の変化から10日程度かかるということが、これまでの研究から示唆されており、その期間は居住環境そのものが生理的負担となるため、激しいトレーニングは控えるようにすることが望ましい・・・と、JOCの高所トレーニング研究班の報告をまとめた「高所トレーニングガイドライン」に記されているのは、ご存知の方も多いだろう。というか、高所トレーニングを行う方々には、普通に目を通されていてしかるべき資料である。
高所環境に馴化すると、結果的に呼吸努力感が変化したり、ヘモグロビン量が増えたりするわけである。その状態に慣れることで、高所トレーニングによる生理的変化が引き起こされ、パフォーマンスが向上されるわけだ。しかしこの「馴化」。環境そのものが変化するときだけに当てはまる言葉ではないのではないか? そんなことを想起させることが起こっている。
この数日間、世界競泳の放送に馴化した結果、私の耳には世界陸上の放送がやたらと聞こえがよく、観やすく感じられる(笑)。今日は選手の練習がOffで自分の仕事もOffだったため、住んでいるマンションの管理組合理事会に出た後、午後からはずーっとテレビの前にいて世陸を観ていた。愚息の塾の迎えに行くまでの間、ノンアルコールでもずーっと観て耐えられるほど、聞き辛くない放送であった。これは、TBSの放送手法の変化なのだろうか? それとも、一種の「トレーニング効果」だったのだろうか?
ということは、私が解説に入る予定の国体は、きっと視聴者には「お通夜」のように聞こえるかもしれない(爆)。でも、普段の講義のペース(結構ハイペース)で喋ると・・・たぶん、睡眠誘導番組と化す。今年の放送は色々と頭を使わねばならなくなりそうで、難しそうだなぁ・・・。(←考えすぎ?)



世界水泳では森、柴田、佐藤の日大関係の選手の活躍がとてもうれしかったです。