あぁ、またやってしまった。ウオッカが馬群に沈んだ。
馬連1点買い。しかも枝は、勝ったアドマイヤムーン・・・。
昨日、マンションの理事会でレース自体は見られなかったのだが、京王線の中で新聞を読んだとたん、落胆なんてもんじゃない気分になった。急に、真面目に仕事したくなった。やっぱりお金は汗かいて稼ぐものさ・・・ポータブルサウンド関連も、自分の力で勝ち取ってやろう!・・・そんな感じで、ショックで意識は朦朧としながらも、通勤電車の中で新聞を読んでいた。
しばらくして、携帯が鳴った。
「いーっす。おやおや先生。やっぱりウオッカから買うとったんか?」
声の主は、ディープ・インパクト。
「うるさいなぁ。ほっといてくれっ!」
「ボクは、今回に限っては、ウオッカちゃんは最初から厳しいと踏んでたんだけどね」
「なんでそれを土曜に教えてくれなかったんだ」
「だってぇ、土曜の夜、種付けが終わった後に厩務員さんが持ってた東スポ横目で読んでたら、清水清駿さんがちゃんと書いてたじゃん。『今回だけは、孝行娘(ウオッカ)は△どまり』って。先生のことだからきっとそれ読んでるとおもったし。まさか、『みこすり半劇場』読んで笑ってただけと違うン?」
「うん。もちろんそれ(みこすり半・・・)も読んだ(否定せず)。もちろん清水氏のも読んださ。けど、それでもウオッカを外すまでには思いとどまれなかったさ」
「あ〜あ、間が悪いよねぇ。で、どんだけ損したん?」
「そんなもん言えるか!」
「怒らない怒らない。これだからオケラ街道驀進中の人間は困ったもんだ」
「うるさいなぁ。こっちゃ屈腱炎同然の精神的ダメージを蒙ってるのに、そこにアキレス腱固めかけるようなことばかり言うもんじゃない! それよか早くこっちが得するようないい馬生んでくれ」
「そりゃ間違いないけど、あと3年は待ってくれよ。それまで資金が尽きないようにせいぜい頑張りや! んじゃ」
「おいっ、てめぇ一言余計だって。今度はちゃんと早く電話しろっ・・・あれっ?切りやがったか?」
「下高井戸ぉ、下高井戸ぉ。世田谷線はお乗換え・・・」
う〜ん・・・えっ? あ、やばい、降りなきゃ。
今日は一日中、まぶたが重く暗い気分だった。