東京SC招待に出た学生達も、一部はすでに練習に合流。
みんな疲れも見せず(?)に、今日もがんばっていた。しかし、その中で一人だけ浮かない顔してるヤツが・・・。
主将の鎌田(仮名)である。
この間の「電車での一件」で調子を崩したか、試合で思ったように泳げなかったことが引っかかってんのかなぁ・・・と思っていると、「聞いてくださいよ」と、私と平野コーチのところへ近づいてきた。
「この前の試合(東京SC招待)で、ボクにサインを求めに来た子がいたんです」
おおーっ、やるじゃん。お前、そう言えばスイマガにもデビューしたし、このブログにも出てるし、少し名を知られるようになったんか?
「で、ボクも不思議に思ったから、聞いたんです」
え? 何を?
「『本当にボクのこと誰だか知ってるの?』って」
いや、そりゃ知ってるんじゃない? さすがに子供だったから「乳首がどうの」とは言わないだろうけどさ。
「そしたら、『うん。知ってる』って言うんですよ」
おおーっ、本物じゃん! いよいよお前の時代もすぐそこだよなぁ・・・と話を続けようとしたら・・・。
「『知ってる。さとうひさよしでしょ?』って言われちゃって・・・」
・・・・・・・・・・・・鎌田(仮名)、お前の辛い気持ちはよ〜〜〜く分かる。俺だって、他人には言えないけど、10数年前、セントラル時代に何度見ず知らずの子供に「すずきだいち?」と言われたことか。ま、金メダリストと間違えられたら、名誉なことなんだけどさ。
でも、その度に、「俺も実力で名を馳せてやるぜ!」と心に誓ったもんだ・・・果たせなかったけど。だからって、お前もこれにめげず、「実力でその地位を奪い取る」くらいの意気込みでがんばれ!
「・・・あ、そういうことで、明日も就職セミナーがあるので、午後練習少し遅れます」
なんだ、その断りがしたかっただけなのか?