2006年10月18日

ダンスパートナー

今日の表題は、ネタとはあまり関係がない。昔ダンパの馬券で随分儲けたこともあったし、逆に持って行かれたこともあったくらいだ。

我が学科の女子学生にとって、この時期は、ダンス系のシーズンとなる。

12月におこなわれるダンス発表会がそのフィナーレなのだが、それ以前に実習体育祭での「団ダンス」などもあるため、休み時間や空き時間を利用して、体育館内の至る所で、誰かしらが熱心にダンスの練習をしている姿に遭遇する。

ダンス系の音楽自体は私も好きな方なので、それはそれで良いのだが、時折困ることがある。

昨日、授業の教室へ向かう途中、体育館の通路を通った時のこと。

ノリの良いダンスミュージックに乗って上手に踊る女子学生を、歩きながら「うまいもんだなぁ」と半ば感心して見ていた。すると音楽が最終局面に達し、私がこのままのスピードで歩けば、最も「盛り上がる」場面にさしかかっていたところで、そこを通らざるを得ないような状況になってしまった。このままのスピードで歩けば、彼女の「華麗なフィニッシュ」を邪魔することになると瞬時に察した私は、その姿を見ながら歩くスピードを緩め、少し手前でゆっくり歩きつつ待つことにした。

踊っている本人は既に陶酔状態なので、当然のことながら私の存在などには全く構わず、華麗な動きを続け、最終章へ。

ステップが止まり、音楽が終わる。すると彼女は両腕を挙げて上半身を左方向へ捻りながら「フォーッ!」とHGばりのキメのポーズを取った。

「決まったっ!」

と思った瞬間、上半身を左に捻った彼女が向いた視線の先に、呆然と立ち尽くしている私がいた。半ばトランス状態から一気に素に戻った彼女は叫んだ。

「ギャーッ、センセぇ〜!」

顔を真っ赤にして、照れくさそうにしゃがみこんだ彼女を目の前にしつつ、私はただ、いかなるリアクションもできず下を向くしかなかった。

誰が悪いわけじゃない。これはきっと、運命のイタズラってヤツさ。



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