昨今、精神的疲労からか多少卑屈になっていた。しかし、さすがに今日の雨を身体に感じながら、「『晴れ』ってありがたいもんだ」と思った。この間のタクシーの運転手の方。スミマセンでした(謝)。
私の実家は1年の半分は曇りか雨なので、元来、私は雨は苦手ではない。もっとも水に入る仕事なので、雨くらいどーってことはないのだが、今日は仕事上、資料となる書籍を多く運ぶ必要性があり、それを、副手の今野クンが見繕ってくれた紙袋に突っ込んで帰ってきた。しかし、帰宅過程で紙袋が雨で濡れ、途中でぐちゃぐちゃになってしまい、家に着く直前に、とうとう紙袋が破れて本たちがみな地べたに・・・。
ツイていないのもここまでくれば、さすがに「晴れ」のありがたみも分かるってもんだし、俺って祟られてんのかな・・・と、一段と凹む要因にもなった。
家に戻って明日の仕事の下準備を終え、さすがにこのままではマズイ。少しでも自分を励まそうと、昔福岡ドームで行われた「猪木・藤波組対天龍・長州組み」の豪華タッグマッチのビデオを見た。
戦う男達の姿。叩かれても立ち上がる藤波の気迫。猪木の試合運びの上手さもさることながら、長州の厳しい攻撃に、あえて胸を出す天龍の男気に勇気をもらい、少し元気になってきたところに息子が塾から帰宅。
「何見てんの?」
こいつ、以前合宿所に猪木さんが来られたときに、ちゃっかり記念撮影してもらった実績を持つので、猪木さんについてはよくわかっている。しかし、技についての知識は、私の小学5年当時よりも格段に低レベルである。その愚息が、猪木さんが天龍に「延髄切り」を出した瞬間叫んだ。
「あっ! ボレーシュートだっ!」
「違うっ! あれは『延髄切り』だっ!」
「うそぉ! どうみてもボレーシュートだよぉ!」
・・・私としては専門領域を踏みにじられた気もした(笑)のだが、よくよく考えると、彼の感性は私の感性とは違う。そして、その私がこの現状であれば、お前は父親の資質を受け継がなくてよかった・・・と、つくづく思ったりするのである。