今週から、学部の前期末試験期間に突入した。
我々はこの期間、決められたローテーションで他学科も含めた前期末試験の試験監督をしなければならない。
今日も1限から、試験監督が当たっていた。しかし、そんな時こそ何かあるってもんである。
朝8時半ごろ大学に着き、研究室のPCを開けメール確認すると、N本体育協会から業務メールが届いていた。見ると、先日必着の資料が送付されていないとのこと。これはヤバイと思い、学科の事務方と早急に話し合い。この仕事の前任の先生の指示がない状態で困難を極めたが、とりあえずの対応を指示しつつ、急ぎ足で試験会場へと向った。
試験開始5分前で、監督業務の中では時間ギリギリであったが、遅刻したわけではない。しかし、同じ教室で監督をされる他学科の先生方には迷惑をかけているはずだ。急いで移動し、大汗かきながら教室へ入って、「遅くなりました。スミマセン!」と挨拶をした私に、対藤波辰巳戦で藤波を大流血させた、前田日明のニールキックくらい凄い攻撃が待っていた。
「ハイッ、あんたも早く座って!」
と手で犬を「シッ、シッ!」とするかのごとく、某学科の先生が私に席に着くように命じた。私は、件のニールキックをこめかみに食らい、流れ落ちる血に気づかず呆然と立ち尽くす藤波辰巳のように、しばし教室の黒板前で立ち尽くしたが、早く私が教員であることと、皆さまと同じ試験監督であることを知らせなければと思いつつ、とりあえず教壇に上がり、大汗を拭きつつ、試験関係の書類に目を通したり、その場で作成するものに取り掛かったりした。試験開始のチャイムがなる頃、その先生はようやく私が教員であることに気がついたようだが、その後何の会話もなく時間だけが足早に過ぎていった。
2回目で最後の成人式直後だけに、この事態を自分でどう受け止めるべきか、次の時間の試験監督に入るまで、様々な思いが私の頭に渦巻いたのだった。