最近、SAのライフセーバー研究会の人たちの間で流行っている言葉に「ご新規さま」というのがある。
後期が開始して1ヶ月過ぎて、ここまで一度も授業に出られず、ここにきてやっと1回目の出席を果たさんとする学生のことを指す(笑)。で、「ご新規さま一名ご来店でぇす!」「ハイっ! 喜んでぇ!」とSAたちのやり取りが続く。んで「庄屋か!」とか「やる気茶屋か!」などと、私が突っ込むのである。
もちろん、そういった受講生は、多くは部活動の試合、特に、球技系はリーグ戦(=なんで学校やってるときにやるのかは甚だ疑問だが)や、ナショナルチームの長期合宿などで来られなかったという、名誉ある理由を持つ者もいるので、そこは受け入れ側にケース・バイ・ケースでの対応力が求められる。
まぁそんなことは百も承知で、彼らは「ご新規さま」と呼んで、その班の係りの学生に「今日は大変だぞ〜」的な笑いを誘い、面白がっているのである。
他に、「今日は『ゆとり教育』で行く」(笑)などと、指導前に言う者もいる。普段私が結構厳しめに授業を展開するものだから、時折彼らがアクセントを入れるわけだが、「ゆとり教育」の本質とはかけ離れた感があるものの、ネタに出てくるということは、どこかでその言葉が身体知的に意識化されている証拠であろう。
こちらで組んでいる授業カリキュラムや、その指導に入る学生たちへの私たちからの指導は、確かに、彼らにとって好物ばかりではない。しかし、こうやって少しずつではあるけれど、若い人たちが進化していく姿を見るのは、カリキュラムを組んでいる立場からすると嬉しいものである。この感覚は、厳しい練習に耐えた選手が、栄光を味わうのと同じようなものに感じる。
もう少しすると、彼らが実際に学んだ知識や経験が生かされる日が来るので、一つ一つこうやってネタにしながらでもいいから、スポーツ活動でしか知ることのできない知識を、身につけて欲しいものである。若いうちからそういうことを意識化できるようにしておくと・・・40にもなってこんなに苦労しなくても済むのである(自虐)。
