2006年11月27日

サイン

東京SC招待に出た学生達も、一部はすでに練習に合流。

みんな疲れも見せず(?)に、今日もがんばっていた。しかし、その中で一人だけ浮かない顔してるヤツが・・・。

主将の鎌田(仮名)である。

この間の「電車での一件」で調子を崩したか、試合で思ったように泳げなかったことが引っかかってんのかなぁ・・・と思っていると、「聞いてくださいよ」と、私と平野コーチのところへ近づいてきた。

「この前の試合(東京SC招待)で、ボクにサインを求めに来た子がいたんです」

おおーっ、やるじゃん。お前、そう言えばスイマガにもデビューしたし、このブログにも出てるし、少し名を知られるようになったんか?

「で、ボクも不思議に思ったから、聞いたんです」

え? 何を?

「『本当にボクのこと誰だか知ってるの?』って」

いや、そりゃ知ってるんじゃない? さすがに子供だったから「乳首がどうの」とは言わないだろうけどさ。

「そしたら、『うん。知ってる』って言うんですよ」

おおーっ、本物じゃん! いよいよお前の時代もすぐそこだよなぁ・・・と話を続けようとしたら・・・。

「『知ってる。さとうひさよしでしょ?』って言われちゃって・・・」

・・・・・・・・・・・・鎌田(仮名)、お前の辛い気持ちはよ〜〜〜く分かる。俺だって、他人には言えないけど、10数年前、セントラル時代に何度見ず知らずの子供に「すずきだいち?」と言われたことか。ま、金メダリストと間違えられたら、名誉なことなんだけどさ。

でも、その度に、「俺も実力で名を馳せてやるぜ!」と心に誓ったもんだ・・・果たせなかったけど。だからって、お前もこれにめげず、「実力でその地位を奪い取る」くらいの意気込みでがんばれ!

「・・・あ、そういうことで、明日も就職セミナーがあるので、午後練習少し遅れます

なんだ、その断りがしたかっただけなのか?

  
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2006年11月26日

東京SC招待

・・・に行けやしなかった。

今日も一日中、フリスタ事務所のPCの前で自分の作文と視殺戦。ラジオでジャパンカップを聞くのがやっとである。あーぁ、この間からロクに寝てないし、画面越しに活字見てると頭痛いし・・・そう思いつつ、JCのレースの時に少しだけタイプを休め、ラジオを聴いていたら、こんな会話がラジオ越しに聞こえてきた。

・・・・・

ディープインパクト:「ふえぇぇぇ、いやぁ、今日はホンマきつかったぁ、ゼイゼイゼイ・・・」

コスモバルク:「ハァハァハァ、ディープ速過ぎ! こっちは最後一杯一杯でよれよれだったのに・・・お前と走るとホンマに自信なくすし!」

フサイチパンドラ:「ハァハァ・・・ホントですよ、先輩。強すぎです! アタシもマジ身体きついっス! あぁ~あ、またあの派手なオーナーに怒られるかも・・・グスン」

ディープ:「ゼイゼイ・・・泣くなパンドラ。俺だって今回はホンマにきつい調教したんや。お前ももっと調教すれば強くなるって。それにしてもこっちもあれだけ調教ハードにやれば、もっともつと思ったけどなぁ。それにまさか武さんがスタートの時に、いっちゃん後ろまで下げるとはおもわんかったし。届かんかったらどうしようって・・・お、やってくれてたじゃないの、ドリーム君yo!」

ドリームパスポート:「ハァハァ・・・いやぁ、ディープさんマジ強っ! 絶対もらったと思ったのにぃ・・・」

ディープ:「ウップ(吐きそうな音)・・・いや、お前があそこまで頑張るから、こっちだって苦しかったんだぞ! 乳酸溜まりまくりで、まだ吐き気するし。でもお前、一年目でここまでやれば大したもんだって」

ウイジャーボード、フリードニア:「Good Job! You are great!」

ディープ:「You too. Thank you!」

ドリーム:「え? 何て言ったの?」

ディープ:「『よく頑張ったな』って感じさ。お前も飛行機でどっかに連れて行かれるようになったら、自然にわかるようになるさ」

コスモ:「ゼイゼイゼイ・・・そうさ。あとは若いの、頑張ってくれよ! 俺なんかもう今日も最後ヨレヨレだし。審議にまで引っかかっちまうとは思わなかったし。なまらバテたべやぁ。調子よかったから2番くらいまでには残るかと思ったのになぁ。もう限界かなぁ・・・歳も歳だし」

ユキノサンロイヤル:「ってもお前まだ5才だろうが! こっちゃもう9才なのに、まだやってんだぞ! こんな強え連中相手によぉ。あれ? ハーツ(クライ)どこ行った?」

トーセンシャナオー:「さっき1人であっちの方に行きました」

スウィフトカレント:「あいつかなり凹んでたって。昨日から東京スポーツで『ハーツ不要論』とか書かれてたし、調子も悪そうだったから・・・」

ハーツクライ:「ゼイゼイゼイ・・・グフッ、グフッ、ウウッ・・・(涙)・・・くっそーぉ、全然身体が言うこときかねぇ・・・」

フリードニア:「ホンマにHearts Cryになっちまった・・・」

メイショウ:「少し慰めた方がいいですかねぇ?」

コスモ:「いや、ほっとけ! この試練を乗り越えるのも、名馬になるには必要なことなのさ。あいつは必ずまた強くなってくる。そしたら、お前らだって慰めたことを後悔することになるぞ。この世界は常に人間の大金がかかってんだから、ハーツにはかわいそうだけど、決して他人事じゃねぇのさ。人間も『明日は我が身』ってよく言うだろ。こういう時には他人の力を借りずに、自分で乗り越えてこなきゃならねぇのさ!」

フサイチ:「そうかぁ。さすがコスモさん。頑張っても頑張っても、いつもなかなか一着がとれてないだけに、説得力あるわぁ」

コスモ:「一言余計だ! ま、とりあえず、ディープ君があと1回らしいから、そんときにまた、みんなで元気に勝負しようや!」

ディープ:「おおきに。ほな、表彰式行って来るで。みんなも元気でな! ウプッ」

(ラジオ実況)さぁ、勝ったディープインパクトが、武豊を背に場内をウイニングランで・・・。

ウーン・・・(あくび)、あれっ? JC終わった? ゲッ! 聞き漏らしたぁ! 

  
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2006年11月25日

ジャパンカップ

はぁ〜ぃ、みなさぁーん、元気ですかぁ〜?

ディープでぇす! 私が、「ハイテンション」のディープインパクトでぇす! 今回も飛びますフォーッ!

いやぁぁぁ、ね、今朝の日刊スポーツ1面に「テンション高すぎ 評価3番手」なんて書かれてましたから、人間の世界で流行ってるHGってんですか? そのノリでついつい乗ってみたんですよぉ〜。どぉですかぁ〜! 

ボクは大丈夫ですよぉ! 「ハイテンション」は周りにカメラ持った人がたくさんいるときだけでして、武さんの前ではちゃーんと落ち着いてますから! それにしても、なんだか周りの雰囲気からすると、あと1回寝たら頑張って走らなきゃいけない(レース)っぽいんですよねぇ。武さんもここのところちょくちょく顔出してくるようになったし、飯(カイバ)も前に走ったときみたいに段々変わってきたし。池江センセ(調教師)なんか、顔がだんだんキンチョーしてきてるっぽいし。こないだ(凱旋門賞)の時よりも、少しこわばってるような気がしないでもないんだけどね。ま、ボクには関係ないけど、センセイたち大丈夫かなぁって、こっちが心配になっちゃいますよね。ま、ボクの場合は広場(馬場)に出て人間がたくさんいるの(観客)が見えたら、武さんの言うとおりに頑張るってことだからね。あとは前の馬を抜くだけだよね。

それより今回は「好きなように走らせてくれる」って話も聞こえてるんだけど、本当かなぁ。ずーっと前(菊花賞)は、俺が「早く、早く行かせろ、行かせろ!」って言ってんのに、武さんったら意地悪だから、綱をぐーっと引いて、どっかの馬の後ろに入れやがったもんで、思うように走れなかったんだよなぁ。でも今までで一番走った距離が長かったから、最後は最初に我慢したおかげで頑張れたけどね。あれ最初から行ってたらバテてただろうなぁ。最後の坂を上がったところで、スッゲー脈も上がったし、乳酸溜まるのが分かったもんなぁ。

さぁて、明日のレースはどんくらい(距離)走るんだろうかな? この前飛行機で行ったところは、回りはなんだか分からない言葉ばかりが飛び交ってたし、それでも「乳首」だの「イケブクロ」だのは聞こえなかったから、多分自分のいる地域じゃないんだろうなぁとは思ったけど、芝まであんなに深いとは思わなかったよなぁ。最後の方は凄く長く感じたね。抜かれたのは腹が立ったけど、あれ以上どうにも動かんかったもんね。ホント、トモ(殿筋群)が疲れたよ。次の日に筋肉痛になっちまったさ。

あそこでは、一緒に走った馬にも日本語が通じなかったし、仲のいいハーツクライ先輩やコスモバルク先輩もいなかったし。とにかく精神的にも参ったし疲れたね。おまけに喉の調子も悪くってさぁ、カラオケだって行けなかったさ。ま、普通は馬だからいかないか? 

でもあのあとまた飛行機に乗って戻ってきたら、なんだか妙に周りが騒がしいんだよなぁ。カメラ持った人間が何人も毎日ボクの周りをウロウロしてるし。ボクが喉の調子が悪いときに、センセイ達が気を使ってくれて使った、吸うやつ(吸引用の薬)がどうだかって言ってるのを耳にしたけど・・・。まぁボクにとっては「馬耳東風」ってことで、なんだかわからないんだけどね。

そういえば、この間「あと2回がどうのこうの」って話も聞こえたなぁ。池江センセもオーナーさんから急に聞いた話らしく怒ってたってことは、多分、あと2回くらい大勢の前で走ったら、ボクのこの仕事が終わるってことなのかなぁ。そしたらボクはどうなっちまうんだろう。全然カンケーないけど、水泳のイアン・ソープさんが引退するって、この間新聞で見たなぁ。「引退」ってなんだろう? ひょっとして、ボクがあと2回走るってことと同じことなのかなぁ。人間ってやっぱりよく分からないなぁ。武さんと池江センセは別だけどね。

ってことで、今日はもうやることがないんですよ、ボク的には。あとはシャワー浴びて、おいしい飯食って・・・でもやたらとテレビカメラとかもった人がボクの周りをウロウロしてるけど、無視して寝ちゃってもいいんかなぁ。あぁ〜ぁ、今日も早起きだったし、しかも今までハイテンションやってたら、そろそろカメラの前でいい顔するのも疲れてきたし。早起きの反動でそろそろ眠気が襲ってきたし。そろそろその辺のカメラマン1人くらい蹴っちゃえば、みんなあっち行ってくれるかなぁ(笑)。

ま、もう少し頑張るかな。んじゃ、また明日。

(周囲の騒ぎを敏感に察しながら、本人はきっとこんな感じで、明日の大舞台を待っているのではないかと、勝手な想像をしながら馬柱を眺める私であった)

  
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2006年11月22日

力むな!

ヒトは疲労が蓄積されると、ひょんなところから自然と口をついて「イケブクロ」だのという単語が、まさに「飛び出す」こともあり得る。何を意識したわけでもなく、まさしく天からのお告げのように飛び出す言葉は、また疲労が蓄積している者にとっては、笑いを止めることができなくなる現象さえ引き起こすものでもある。

昨日の午後、しんどい朝練からまじめに大学へ行き、まじめに授業を受け、合宿所に戻ろうとした杉本宗太郎(仮名)と鎌田陽介(仮名)。きつい練習の後の授業。ましてや、戻ってまた午後練習が待っている。お互いに言葉数も少なく、渋谷駅から東横線に乗った。

電車に揺られながらつり革につかまり、うなだれながら駅に着くのを待つ。

宗太郎:「今日の練習何が来るかなぁ」

鎌田:「もう何でもいいし。でも懸垂(「けん」にアクセント)はきついし・・・」

口をついて出るのはグチばかりか・・・。

宗太郎:「あーぁ、ダルいなぁ・・・」

鎌田:「もう身体中筋肉痛だし」

「筋肉痛」で宗太郎は思いだした。つり革を持っている左手の手首の調子が、どうも芳しくない。そこでそれを鎌田に伝えようとした瞬間、宗太郎の目に中刷り広告の大きな活字が飛び込んできた。しかし、宗太郎の中枢からの言語指令は、彼の口を止められなかった。

宗太郎:「そうだよなぁ。俺も乳首に力はいんないし

鎌田は、一瞬宗太郎の目を見た。その目には疲労によるクマらしきものが見受けられたが、「いや、でも普通、乳首には力は入らんだろう!」と冷静になった。宗太郎は自分の口をついて出た言葉に驚きながら、ただただ「いや、間違えた。手首、手首。だって、言おうとしたら、あの広告が目に入っちゃって・・・」と釈明する一方。しかし、満員の乗客の中で「乳首」だの「手首」だの論議をしている二人は、明らかに浮いていた。

その後、ひと駅過ぎるごとに乗客が散っていくのが彼らにもわかった。彼らはその瞬間から、世間から孤立した「常識外の存在」へと昇華したのであった。

(この話しは、昨日本当にあったノンフィクションとを、少しだけ私が脚色したもので、登場人物は実在するものかどうかは、皆様の想像におまかせします)

  
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ソープ選手もお悩み?

あちらの私が「えらいこっちゃ!」と叫びながらやってきた。

「ソープ引退だってよ!」

お前にはかんけーないだろう!って感じで「へぇー」と言うと、

「何他人事みたいに言ってんだ。水泳界の一大事だろ!」

と真顔で怒る。

「でもさ、それによって、君の仕事が増えるわけじゃないんでしょ?」

「・・・ま、そうか」

と言いつつ、若干しょげながらもさきほどPCを起動し、とぼとぼとなにやら投稿していた。彼なりにソープ選手には想いがあるようで、まぁ暇であれば覗いてやってください。

今日もいつものように大変だった。2限目の授業終了後電話が入り、「スイマガの原稿今日締め切りだけど」との連絡を受ける。あ、そうだったっけ? と思いスケジュール表を見ると、そのことが書いていない。「あらら、忘れてた」と言いつつも、今夜中に書き上げると言い、そそくさと散らかった机で、溜まっている大学の仕事をこなした。

練習後、合宿所PCで様々な連絡関係を済ませ、明日の朝練習の準備などをしてから、約2時間半ほどでスイマガの原稿を仕上げ、今さっき送信した。今回は結構な分量だったので、てこずった。

で、現在、腹が減ったので晩飯を食いに行かねば・・・というところである。この合宿所近辺はウチの近所と違って、この時間にビールがない店は少ないと思われるが、あと5時間で練習開始なので、ほどほどにしなければならない。

さて、ソープ選手。実は意外に太りやすい体質っぽくて、なんだか凄く親近感が沸く。中距離の選手だけに、耐乳酸系の練習で肝機能が鍛えられているのか? 酒は強いのかなぁ。以前、マレーシアのジェフリーという、アメリカに留学していた中・長距離の選手がいて、「速いやつは酒も強い。ウベ・ダスラー(当時の400自由形世界記録保持者で、一時アメリカで練習をしていたことがある)なんか、一緒に飲んだけど、ザルだぜザル!」と、英語で言っていた。

ってことは、この時期に私や倉澤コーチが抱える悩み・・・外が寒いからって厚着すると、「建物の中や電車の中で、暖房による大汗(デブ汗)をかく」を、彼も持っているのだろうか? あぁ、あの世界のスーパースターと、こんなブログ書いてる自分が、同じ情けない悩みを抱えているとしたら、なんだか心強いなぁ。そうかぁ、「流した汗は嘘をつかない」もんな。俺も眠いとか疲れたとか「げさって」ないで、明日も朝から頑張ろう!

※「げさる」は、千葉県の一部で使用される、「士気を下げる」とか、「テンションを下げる」という意味のスラングである。

  
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2006年11月19日

実習体育祭

昨年よりも「気持ち悪さ」はなかったものの、やはりハードな障害物競走であった。

ゴール後、みんなに救助された。地力では気道確保がやっとであった。

そんなことはどーでもいいのだが、今年も盛大に実習体育祭が行なわれた。今年卒業した連中も応援に駆けつけて来てくれて、またご父兄も多く観戦にいらしていただき、例年以上に盛り上がった大会であった。ただ、天候が悪く、スケジュール変更が生じたり、場所を変えたりと運営サイドは四苦八苦だったが、それでも最後まできちんと運営したことで、今年の運営委員はそうとうに良い勉強・経験になったに違いない。

さて、この体育祭で一つの目玉となるのは学年対抗マスゲームであり、今年も実にハイレベルな戦いとなった。

フレッシュな1年

 

 

 

 

 

 

1年生は実にフレッシュだ。課題としては行進が中心で構成されるのだが、例年、1年生の演技は半信半疑のままつくられる。しかし、その割には今年は完成度が高く、「末恐ろしい」の感想を持つ教員が多かった。

レベルの高い2年

 

 

 

 

 

 

 

2年生は、組体操が演技に入り、一つステップアップすることになる。この学年は去年「怪童」と呼び声の高い演技を見せたが、今年も去年以上にハイレベルな演技をした。中央の4重の塔の最上階が、少し不安定だったのだが、周囲のポーズもしっかりとできており、昨年同様、学習能力の高さを思わせる演技であった。

才能はあるが欲張った3年

 

 

 

 

 

 

3年生になって、やっと手具を使用できるのだが、今年の3年は手具の中でも比較的シンプルな「輪」を使用。この学年もかなりレベルが高い学年であったのだが、演技がかなり多種多様な内容となり、若干欲張った感じが見受けられた。気持ちシンプルにできれば、もっと好成績を挙げられたのでは?と思う。しかし、若いのでそういった「チャレンジ精神」を発揮することも重要だから、「ナイスチャレンジ!」と言いたい内容であった。

あの学年がついに大化け・・・の4年

 

 

 

 

 

 

最も不安視されていた4年生。代々、4年生が優勝しているので、当然プレッシャーもある。大抵の学生は卒論や就活などでなかなか練習時間が取れない中で、どれだけ完成度を高めるかが鍵となったが、驚いたのは一つ一つの動きに、非常に節度があったこと。更に、演技内容は比較的シンプルなものであったものの、それらの細かいところを回りにあわせる技術がかなり高くなっていたことである。そして4年生は、3年以下と異なり、笛の合図なしで音楽だけを頼りに演技を進めていくのだが、今回はそれも非常にスムーズであった。「あの学年がついにここまで・・・」という感想を持った教員が多かったことが、優勝に繋がったのではないかとも思えた。「人は必ず変われる」 そんなことを体現するかのような演技であった。

26組も頑張った!

 

 

 

 

 

 

 

午後はいよいよ大雨が降り、会場を変更して団対抗の応援ダンスが行なわれた。私はバルコニーへ逃げたので参加はまのがれたが、わが緑団は人文字まで駆使して頑張った。審査員の多くがフロアで見ていたことからこの人文字のきれいさが伝わらず、優勝は逃したものの、バルコニー組みの評価は高かった。記録には残せなかたが、観客の記憶に残るダンスではあったと思う。団長・鈴木、副団長・山崎の努力は、きっと次代に継がれることとなるだろう。

参加した皆さん、本当にお疲れ様でした。それにしても臨海実習といい、ウチの行事はいつも濃いなぁ・・・。27日には、ダンスとダンス方法論の授業の一環の、ダンス発表会が行なわれる。2年生以上の女子は大変だろうが、頑張って乗り切ってもらいたい。

  
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訃報&学科行事

今日は「体育学科学術研究発表会」。明日は「実習体育祭」である。

研究発表では、現役学科生のトップアスリートを招いたシンポジウムが行なわれた。私も手伝ったが、普段は水泳の指導者であるもう一人の私が、様々な種目のトップアスリートを招いて構成したシンポジウムは、さながら「異種格闘技戦」の様相であったことに違いはない。彼が熱くその内容の一部を書いているので、是非見てやってください。

先日、私の日体大学院生時代に、大学院で実技の「水泳」の授業を担当されていた小田敏彰先生が亡くなられた。今日は研究発表会の後、先生のお通夜に行き、お別れの挨拶をしてきた。

先生は私が院生で日体に行っていた頃、院生の水泳の授業で私に指導の機会を与えて下さったり、学会の際には先生が座長をされるセッションの演題発表について、私がリサーチしたりとか、そんな繋がりで鍛えていただいた縁があった。私が現職に就いてからも、ことあるごとにお声をかけていただいていたが、ここのところお姿を見かけなくなったなぁ・・・の矢先に、ということであった。残念だが、今はただご冥福を祈るばかりである。

さて、その帰り道に電車で一緒になった、ある大学の関係者との会話で。

私:「明日体育祭があってさぁ」

某:「え? なんですかそれ?」

私:「学科行事で、体育祭の運営をシミュレーションする機会をつくってるんだけど、クラス担任を持つ教員も出なきゃいけなかったりで、結構俺達にとってはしんどいんだよなぁ」

某:「でも、それって良いことですよ」

私:「なんで? 朝練習ない日に、朝早起きするのは結構しんどいぜ」

某:「それ凄くわかりますよ。でも、最近の高校の体育教諭の中には、体育祭が運営できなくて辞める人も多いようですから、その企画が続いているのは凄く良いことです」

私:「えっ? そうなの?」

某:「いや、本当に洒落にならないらしいですよ。企画作成どころか、普通に運営もできないらしいんですよ。ウチの大学の近くの某公立高校も、それでこの秋に体育教員が辞めちゃったって聞いてます」

そうかぁ。先日は「準備体操もできない体育教員がいる」という話を聞いたことがあるが、ある意味、それ以上やなぁ。

でも、私としては現実問題として、現行の実習体育祭で、「我々も1種目ほど競技に出る」ことの方が大問題なのである。明日も「バットぐるぐる」やらなきゃいかんのか(←去年、大暴走の経験アリ)・・・と思うと、酒ものどを通りにくくなるってものだ。

それもだが、そこで一緒に組むことになっている私のクラスの陸上サークル所属の副団長が、走るのが遅い私に気を使って、「先生、順位とかはいいから、とにかくウケを狙いに行きましょう!」と言っていることが交錯し、余計に私を不安に落とし入れるのであった。

  
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2006年11月17日

パソコン

私が合宿所の監督室に宿泊する際、いろいろな作業をするのに使用する、部のパソコンが、監督室の所定の位置になかった。

「うわっ! やばい。修理かなぁ。仕事ができねぇ・・・」

今日は夜通し駅前のネットカフェかなにかで夜を明かさねばならないのか・・・などと思いつつ、やや疲れた足取りでプールへ向かうと。

日本大学水泳部国際課です?

 

 

 

 

 

 

プールサイドに机が出ていたので、「あれっ? 乳酸測定やってんのか?」と思って見ると、平野コーチが監督室にあったはずのノートPCに向かってなにやら打ち込みつつ、担当選手のメインセットのタイムを聞きながら、選手に激を飛ばしている。

さすが、できるサラリーマンは違うなぁ。パソコンで仕事しながら、練習係のタイム読みを聞きつつ、選手の練習を見ている・・・まさしく水泳界の聖徳太子やなぁ。プールサイドの一角が、一瞬にして「本部国際課」の事務机に映った。それにしても、選手の顔つきが妙にシビアで、やたら頑張っている。

よくよく見ると、平野コーチが打ち込んでいるのは仕事の関係のものではなく、練習係が読んだ選手の練習タイムであり、「すぐに平均タイムを算出させて、それによってメニューの本数が変わるようにしたんです」とのこと。そりゃ選手もシビアになるわなぁ。この間試行された、ボクシングの中間ラウンドでの採点報告みたいに、途中経過まで伝えると面白いだろうなぁ。

こうやって、次々と新たな試みが行われている碑文谷の地。果たして、10年後にはどんなトレーニングが行われているのだろう。ってより、あと4時間半後、君たちはどんな目にあっているのだろうか。

結果は、かにのみそしる。(←今週は頭回らず&噛みまくり)

  
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2006年11月14日

人の振り見て我が振りなおせ

指導だって長くやっていれば、いろいろな失敗がある。

ここで述べられた全ての失敗談もまた、後で振り返れば笑い話となる。

そして今日も・・・。

いつものように、私は水泳の実技授業で行う内容を、S.A.の学生によるデモンストレーション付で説明していた。今日の課題は「横泳ぎの腕の動作、呼吸のタイミング」であった。

「先手で水を少しかいて、おさめ手と顔の前で合わせるようにして、次の動作で前後に腕を伸ばします」

いつも言っていることだ。特に何かアレンジしようとは思っていない。

「呼吸については、両腕を縮める時に吸って、力を入れておさめ手で水をかいている時に吐くようにします。例えばウエイトトレーニングの際にも、力を入れるときに息を吐きますが、それと同じ要領です」

これもいつも通りである。

「特に、腕を身体に引き付けている際には身体が沈みやすくなるので、息を吸う事によって肺に空気をしっかり貯めて・・・」

その瞬間、天空から凄まじいインスピレーションが・・・。

「肺をイケブクロ代わりに・・・・・・・・。、。・。、m、。。えっ?」

受講している学生たちは一瞬、どのようにリアクションしていいのかわからず唖然とし、いつもここでネタにされる俊さえも、うつむいて肩を上下に揺すっている。私も自分で撒いた種をどう処理すれば良いかわからず、しかも平静を装うことさえできなかった。

なんなんだろう。最近私は、イケブクロでは飲んでいない。隣の大塚さえご無沙汰している。池袋に何か磁場があるのだろうか? それにしても、普段は「笑って欲しい」と思って仕掛けても、なかなか笑いは取れないものだが、真剣にやっていると時折、こうやって思わず笑いが取れることがある。「お前、そろそろ堅苦しい話ばかりしないで、『お笑い』の才能も身につけろ!」という天空からの指令なのだろうか。あぁ、明日の講習は大丈夫だろうか・・・。やっぱり「胸にヒラヒラのシャツ」着て行こうかな・・・(悩)。

  
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2006年11月13日

床屋(びようしつ)

練習が終わってから、合宿所の駅から3駅ほど都心に向かったところにある、いきつけの床屋(びようしつ)へ行った。ここのところ人前に出ることが比較的多いので、とりあえずどうせ他はダメでも、頭くらいはちゃんとしておこうと思ったのである。

ここでは、いつも「きょうはいかがなさいますか?」と聞かれるが、その時の私の置かれている状況を説明し、「●●っぽく」とお願いする。あとは、私の頭をもう10年近く担当してくださっている、島貫さんという女性の感性次第であるが、これがものの見事にそれっぽくなるから大したもんだ。

今日のリクエストは、「最近、学外での講師の仕事が多いんで、ちょっとエラい先生っぽく」がリクエストテーマ。

私:「いやぁ、最近学外でね、やっぱり僕たちみたいな指導者を相手にした研修とかでよく喋ってるんだけど、全然お金は溜まらないんだよなぁ。普通さぁ、先生の更に先生って、それ(指導者への指導)だけが一つの仕事になっていて、僕みたいに大学とかで他の仕事やってて、この時期だけ兼任するってことはないはずなんだけどね」

島貫さん:「へぇー。 理美容界では講師になっちゃえば、それだけで十分食べていけますよ」

私:「あ、そうだよね。以前●●さん(このお店にいた方)もやってたよね」

島貫さん:「そうそう。一月に1回とかで、あとは自分の関わりのある各店につき1回程度顔出すだけで結構な収入になるみたいで。スゴイ人になると、週1くらいで講習会開いて、クルーザーとか買っちゃうくらい・・・」

私:「なにぃ?」

島貫さん:「そうですよぉ。しかも、あれって、操縦者だけじゃなく、同乗者も何人以上はライセンス持ってなきゃいけないっていうじゃないですか? それで後輩とかにもライセンス取りに行かせて、クルージングしたい時は店休んでみんなで行っちゃったりとか」

私:「それで店潰れないんだ」

島貫さん:「そうですよ」

私:「へぇ〜(感嘆)。その講習って、1回どのくらいもらえるの?」

島貫さん:「いやぁ、いろいろですけど、40万とか、テレビとかによく出るスゴイ人だと3桁行きますね」

私:「ひえぇぇっ! 今のオレがその状態なら大変なことになってるって!」

島貫さん:「そうですよぉ。しかも講習っても、大きなステージで、美容師も派手な服着て出てきて、それをスクリーンで写して、説明しながらカットするみたいな、そんな感じなんですよ」

私:「そうかぁ・・・」

ひとしきり感心した。片や一講習3桁万円に比べ、私の水連関連の講習の謝礼は1回一桁万円。しかもかなり前半の方。さらに、しっかり準備しないといけないし、対象者が目上の人ばっかりだったりするし・・・泣けるなぁ。いや、待てよ。悔やむのは誰だってできる。そこからわが業界もそうするためには・・・更に俺もそうなるには、どうしたらいいんか・・・。

私:「わかった!」

島貫さん:「え?」

私:「俺も今度から、フリフリの服着て出よう! だから、髪もそれっぽくチャラチャラさせてみてよ!」

島貫さん:「えぇ〜っ! ダメですよぉ。今ちゃんと『デキる先生風』にしてるのにぃ」

私:「いや、『物事は格好から入る』のが私の心情だ。やっちゃって下さい!」

島貫さん:「いえいえ、無理ですって! チャラチャラしたって、テレビの出演依頼とかは増えるけど、それで仕事ができるとは限りませんし」

・・・とはいえ、一講習3桁はスゴイ。自分がそれだけの仕事してるかと言われればやや考えるが、それにしても一体どこからこの講習費は捻出されるのか? 聞くと、やはりスポンサー(頭髪関連の会社)がいて、そういった企業何社かで講習会を主催し、資金提供しててお客さんを集める仕組みになっているらしい。

あと、今日は今まで永遠の謎だった「ベル・ジュバンス」についての話も聞けた。また自分の知識が広がった一日であった。あ、極めて「無駄に」ではあるが。

  
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