2006年10月29日

伝説の宿直室

研修会が無事(?)終わった。来週も東京で、同じグレードの方を相手に喋らなければならない。

何が辛いかって、現役時代にお世話になった先生方や、現在もテレビでよく見る先生方を相手に、私ごとき若造(若干中年の)が講義をしなければならないということである。逆だろ、普通!と思う心を抑えつつ、大役を果たしたのであった。

研修会が終了してから、イトマンSSの具志コーチが携帯に電話してきた。

「鶴橋に焼肉食いに行くぞ!」

大阪・鶴橋といえば、焼肉天国。そこへ具志コーチ、同い年の元背泳ぎ日本記録保持者の宅和コーチ、アテネメダリストの奥村選手がやってきた。その軒が並ぶ中にポツンと歯科医があるのが笑えたが、とりあえず皆で水泳話に花を咲かせた。

「んで、おまえ今日どこ泊まるん?」

具志コーチに聞かれた。

「いえ、特にとってないんですけど、どっかのサウナにでも入るつもりです」

「お前、そんなんお金もったいないから、ウチで泊まれ」

「えっ? ウチって・・・」

「俺、今日宿直やねん」

「宿直って?」

「クラブのプールに止まって、ボイラーとかの管理をせなあかんねん。ウチはそれを4人のコーチで持ち回りでやることになっとってな・・・」

「げっ! まじですかぁ?」

そのやり取りを聞いて、大笑いする奥村選手と宅和コーチ。しかし、具志コーチの目が座っているではないか。

「いいやないか! せっかくやから、宿直室でオレの酒に付き合え!」

・・・とのやり取りの役30分後、気がついたら、数々の伝説のスイマーを作り出したプールのコーチ室にいた。

宿直室は意外と広く、テレビやビデオなども完備。2段ベッド×2台もあり、4人が宿泊できるようになっていた。ここで奥田会長や加藤社長ら、代々の名コーチが寝泊りして、泳ぎや練習方法について議論を交わしながら、選手強化に励んだのだろう・・・そんな歴史を感じつつ、床に就いた。

ここはどこ?

翌朝、朝練習に入る選手達を尻目に、「ここはどこ? 私は誰?」状態で、上小阪駅まで歩いた。

この道も、多分多くの伝説のスイマーやコーチが歩いた道なんだろう・・・と思いながら、重たい荷物を抱えて、昨日の焼肉の分、しっかりとカロリー消費したのであった。

ということで、上小阪の皆さん、大変お世話になりました(感謝)。

さて、今日は天皇賞。8枠の奥村選手の友人(本人談)が騎乗する3歳馬には要注意だと思いますが、スローペースから上がりの勝負なら、スイープトウショウ有利でしょう。今日は久々に馬券買おうかな。宿泊代浮いたことだし(笑)・・・。

  
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2006年10月28日

最先端のアイテム?

先日、「新しいモノ好き」の平野コーチが自慢げに言い放った。

「PCを遠隔操作できるポインターがあるんですよ。ついつい買っちゃいました!」

ええっ? そんなもんがあるのか?

レーザーポインタといえば、学会発表や講義などで、スクリーンを指すときに使用するスモールライトみたいなやつである。近年は、スクリーンを差す光の形を色々と操作できるようになってきており、それはそれで私の好奇心をくすぐるものではあったが、そのレーザーポインタから、PCへ、コードレスで操作ができるなんて・・・。いまだに「カセットテープ」の私は、顎関節症のあややの如く、空いた口がふさがらない。

「パワーポイントの操作が、PCから離れていてもできるんですよ。プレゼンテーションでアニメーションの設定をしたりしてたら、結構使えるアイテムですよ」

ちょっと興味を引いたが、まぁ俺には関係ないか・・・と思いながら、鼻の穴を広げる平野コーチの話を聞いたのであった。

その三日後の今日。研究事務室で「悪いけど、レーザーポインターある?」と聞くと、

「先生、これ見てくださいよぉ。新型アイテムです!」

と、橋口助酒(?)が自慢げに取り出した。

「これ、PCから離れてても、ボタン一つで操作できるんですよ! 見ててください」

と、自分のPCで「メンタルトレーニング」の指導を題材にしたプレゼンテーションを立ち上げ、一つ一つ5M程度離れた所から操作して見せた。それを見た瞬間、「雅人(平野コーチ)が言ってたのはこれか!」と思い出し、その操作を体験し、「これはスゴイ!」と実感。

「これ、衝動買い?」

「これ、情動買い?」

などと、みんなに聞かれる橋口助酒。そんな声を一切聞かず、どんどん操作してみせる。

私は、その比較的綺麗なプレゼンテーションへの興味もさることながら、次の瞬間、

「それ、今から月曜まで貸してくれない?」

と口走ってしまった。

「あ、どうぞどうぞ。是非使ってください。消耗品費の経費で買ったんで(笑)」

ということだったので、この新アイテムはめでたく明日、関西デビューを果たすのである。

秘密兵器

 

 

 

 

 

その後、自分の研究室でテストしてみる。「おぉっ、使える使える」と、なんだか私も最新アイテムを使いこなす、「デキル系」サラリーマンのような気分がしてきた。

あ、しかし自戒しておかねばなるまい。

くれぐれも、テクニックに走り過ぎないように(笑)。

  
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2006年10月26日

ビールかけ

新庄選手の涙が、らしくないのに凄くインパクトがあった。トップアスリートのの引き際にはいろんなシーンがあるのだろうが、本人が「できすぎ」というように、本当によくここまで持ち込んだもんだと思った。しかし、どのニュース番組でも、「新庄選手が優勝の原動力」と言うが、それだけで勝てるほど今のプロ野球のレベルは甘くない。

周囲の選手達の力を引き出すのに、「新庄選手の引退宣言」が大きな引き金になった可能性はあるが、結果的に、ダルビッシュ投手など、それぞれ選手達のパフォーマンスが向上したことが優勝に結びついたのだろうし、「金村投手の監督造反」がありながらも、それをクビにせず、ちゃんと最後までチャンスをつくり、彼の実力を引き出したチームマネジメント力も、この成績に結びついているといえる。それと、ひちょり選手の伸びも無視できない。これだけ激しいシーズンを戦い抜き、日本シリーズを戦うということは、負けるときも勝てるときも、決してその要因は一つではないのだ。

どんなに力が接近していても、実力がなければ日本一になんてなれないわけだから、1年間、それだけのことをやった結果なのだということで、素直に日ハムの優勝は称えられるべきことなのだろう。

我がスタッフの力さんや中津川さんの応援する中日にとっては、大変残念だったが、それはそれで、野球ファンにとってはまた来年の楽しみができたというものだ。ただ、今年に関しては、日ハムの一人一人の選手が、自ら身体を張ってエンターテイメントのネタになることを厭わない姿勢に、ややアドバンテージがあったような気がする。

さて、この時間のスポーツニュースは、ビールかけ放映が中心となるのだが、いつ見ても、「いつか自分達もやってみたい」と思えるものだ。

インカレが終わってもうすぐ2ヶ月になるが、バタバタしているうちに気がついたらオフも終わり、新シーズンの指針をつくり、導入期に入ってしまった。今週末、私は関西へ出張することにもなっているし、次の実験もスタートする。しかし、肝心なことを忘れていたのを、「ビールかけ」を見て思い出した。

スタッフの「天皇杯回し飲み」をまだやっていない! 

  
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2006年10月24日

研究事務室冬景色

今日も朝4時起床でよく働いたので、帰りはやけにハイだった。

私;「さぁ〜よなあらぁ〜あなたぁ〜♪・・・」

今野;「何ですかそれ!」

私;「(無視して熱唱)・・・わったっしはぁ〜、かえり〜ますぅ〜♪」

佐伯;「凍えそうなかもめ見つめ泣いていましたぁ♪」

伊佐野、橋口;「あぁぁあ〜、津軽ぅ〜海〜峡」

全員;「ふ〜ゆげぇ〜しきぃぃぃ〜〜♪」

橋口;「おっちゃーん、熱燗ちょうだいっ!」(爆)

私;「ほら、みんなこんな時間まで根詰めて仕事してないで。帰るよ! 仕事の時間は終わりっ! 7時になったら『よい子は居酒屋』だよ」

佐伯;「良いですよねぇ。やっぱこの時期は居酒屋で日本酒ですよねぇ。今から行きますか? あ、この間日本酒飲みに行っちゃいました(微笑)」

私;「えっ? また行ったの?」

佐伯;「またなんて、滅相もない。ちゃんと三日くらい空けましたって。でも結構高級なところだったんで、瓶が108mlしか入っていなくて、飲み足りなかったです」

私;「んじゃ、みんなで居酒屋で会議するか!」

伊佐野、今野;「いいっすねぇ」

佐伯;「いつにします? あ、もうすぐハロウィンだから、ハロウィンパーティーってことで・・・」

私;「バカヤロウっ! ハロウィンだとぉーっ!(怒) 居酒屋に行くんだぞ! それは邪道だっ(←和の心丸出し)

佐伯;「えぇ~っ? そうですかねぇ」

私;「うーん・・・今週は仕事きついし、来週かなぁ・・・」

佐伯;「だったら、桜麗祭(学部祭)の前日に『桜麗祭前夜祭』ってのはどうですか?」

私;「それじゃ、この前の『創立記念日祝い』といっしょやんけ! うーん、しかし、多分その前日はクラスコンパもありそうだしなぁ。それにその頃は論文の追い込みに充てたいし・・・」

伊佐野;「そしたらその前の日は? 『論文執筆前記念』ってことで。勢いつけて、いい論文書けるんじゃないですか?」

私;「いや、それはさすがにきついでしょ。・・・うーん、なかなかスケジュールが空かないなぁ・・・そしたら、来週の火曜日はどうだ?」

今野;「来週の火曜って?」

私;「31日・・・」

佐伯;「・・・その日、ハロウィンですって!(←和の心完敗)

帰り道。私は昔、某スポーツクラブ会社にいた頃に出張で出向いた青森・津軽海峡を思い出させるような、凍てつくような寒風に刺されながら、「西洋のかぼちゃ文化」に屈した心の傷をどこで癒そうかと、どうにも機能しきれない思考回路をフルに使いながら、傘もささずに背中を丸めて歩き出したのであった。

  
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2006年10月22日

万馬券?

アドマイヤメインが前半1000m58秒(骨折ー予後不良となった、98年天皇賞のサイレンススズカが57秒台だから、3000mでの前半1000m58秒は極めて無謀!)、10馬身差以上のハイペースで大逃げ⇒それを追いかけるスピード(耐乳酸)の勝負⇒最後の下り坂を使って追いかけた有力馬が、皆バテた⇒最後に備えたソングオブウインドの勝利

ドリームパスポートは、メイショウサムソンを意識しすぎたか? 追い出しのタイミングはよかったが、横山騎手は菊花賞4年連続の2着。3着には逃げた武豊のアドマイヤメイン。メイショウサムソンは4着。

勝負だもん。そんなこともあるさ。(←買えなくてよかった・・・)

  
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菊花賞予想(案)

水泳関連のサイトからここに来られた方、スミマセン。ここではあまり水泳のことは書いていません。水泳やコーチングの話は、あちらのボクが担当しますので、ご愛顧のほどよろしくお願いします。

さて、今日は日曜日である。しかし、なぜか今、私はフリスタ事務所にいる(涙)。

最近、「予備日」(授業はないが、何かあれば出校する日)となっている月曜も出勤している。たまった仕事が進まないせいである。であれば、スイマガやスイミングライフの原稿も、どこか空いている時間を探して書かねばならないし、来週から始まる、怒涛の「水連研修講師シリーズ」のプレゼン資料作成も、背後から迫ってくる。

・・・ってことで、空いていた今日の昼を、スイマガ原稿作成に用いたのである。

あぁ、世は菊花賞で盛り上がっているし、日本シリーズも面白そうだし、ラスベガスではPRIDEアメリカ初興業が行われるし、千葉では多くのフリスタ会員さんが千葉マスで奮闘しているのに、時間とお金がないので、どれもダイブ、じゃなくライブで見に行けない(場合によっては、テレビでさえ見れない)のは残念だなぁ。

だから、仕方ないので予想くらいはする。

菊花賞。3冠を狙うメイショウサムソンに注目が集まるが、実は過去の3冠狙いの馬の中では最も負けが多いのが気になる。京都の直線平坦コースであればそれでも・・・とも思えるが、100%の信頼は置けない。展開からすると、ペース駆けに持ち込めそうなアドマイヤメインが注目か? 今日の京都は芝が軽く、午前の競争ではレコードも出ている。すんなり前に出れば、京都を知り尽くした武騎手が「抑える先行」と「巧みなコーナーワーク」を見せる可能性が高い。

そうなると怖いのは、アドマイヤメインの真後ろに着く馬にもチャンスが来るということ。馬番が近いマルカシェンクは、その点でチャンスがある。メイショウサムソンと同厩舎で、メイショウよりも菊花賞を狙っていた同馬は、新馬戦から2000mを使って育ててきた。ただし、最初から長距離戦線を使うことは、スピードの強化が伴っていない可能性があり、過信はできない。

例えば、近年の競泳ではジュニア時代から1500を泳がせるようなことはせず、大抵は、最初は50mから始める。今をときめく1500の優秀な選手も、1500を開始するのは早くて中学くらい。遅ければ平野雅人選手のように高校1年からというケースも少なくないのである。短い距離でしっかりスピードを養い、心肺機能向上とともに、徐々に距離を長くしていくのが定石である。

であれば、位置的にチャンスがありそうなマルカシェンクよりも、前走2000mを1分58秒という速い決着で勝ち、スピードレースにも対応できるドリームパスポートの方が狙い目か。上がり勝負になっても33秒台の上がりタイムで勝った経験もあり、アドマイヤメインから5馬身差で4コーナーにいれば、十分射程圏内である。跨る横山(典)騎手も、ここのところ後一歩でG1を逃しているので、ここはどうしても勝ちたいところであろう。騎手の執念が最後の一鞭に出れば、逆転もあると予想する。

まとめると、レースのポイントになるのは、

1)アドマイヤメインの逃げ。楽なペースで逃げれるかどうか。

2)それに、他馬がどう対応するか? アドマイヤを単騎で3馬身以上前に出す展開になれば、アドマイヤの逃げ切りが濃くなる。しかし、ぴったり後ろにつく馬が出れば、追い込み勢にもチャンスが来る。

3)その中で、アドマイヤの後ろにかなりの馬が殺到した場合は、空気抵抗の少ないところを走り、更に追い込みのスピードに対応できる馬に勝ち目があるので、そんな展開になればドリームパスポートやマルカシェンクにも可能性がある。しかし、スピードへの対応力を考えると、マルカシェンクよりもドリームパスポートの方が有利と考える。

4)ただし・・・。成長の早い3歳馬。過去の実績だけで計れない「上積み」があるのは当たり前。ひょっとしたら、スピード対応の可能(になった)な馬で、上記有力馬の後ろにつくことができた穴馬が、4角を上手く回って「サクッ」と抜け出す可能性も考えられる。

したがって、「やってみないとわからないレース」(爆)であるが故に、お金も穴馬探す時間もない私には、「つぎ込めないレース」なのである(笑)。一つ言えるのは、この状態でメイショウサムソンが勝ったら、凄く高く評価してよい・・・ということだけなのである。

  
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2006年10月20日

マジかよディープ!

スターは、勝ちっぷりも凄いけど、負けっぷりも凄まじい!

というのが、「野村の考え」ならぬ、「野口の考え」である。

スポーツ選手、特に興行となっているスポーツを支えているのは、紛れもなく非・日常の演出であり、それにかなうパフォーマンスをするのがプロ・スポーツ選手の役目であると思う。従って、「惜しい2着」よりも、「見せ場のある着外」の方が記憶には残りやすい。「惜しい2着」で凄さを見せるのなら、「2着までが従来の世界記録(あるいは日本記録)を破る・・・」くらいがないと、インパクトは薄いと考える。

北島康介選手も、勝つときは五輪で2種目とか、世水で世界新とか派手なものだが、負けるときは国内で「4着」とか、やはり格が違う負け方を魅せる。しかし、そこから成長過程をも周囲に見せることで、たくさんのファンや観戦者を勇気付けることができるのでもある。

どうもアメリカに行ってしまいそうな松坂投手が、個人的には大変興味があった。プロデビュー後は特に、打たれるときはガツンガツン打たれるが、抑えるときは「完封」みたいな極端さが心地良かった。その後、トレーニング方法の改革や、結婚して食生活が良くなったことなどにより、体型も変わりつつ制球にも磨きがかかり、今では日本一のエース格となった。それは、最初の頃の「一番良い調子の俺」にこだわらず、1年1年彼の意識や行動が「Break Through」してきたことが、今の彼に至る要因であると思う。年々打たれる感じが変わる彼からは、ヒトが進化していく過程を、興行としてわかりやすく魅せているようにも思える。

ディープインパクトの凱旋門賞失格の件は、凄い振り幅だったように思える。これも彼のヒーローとしても資質なのかもしれないと思えるほどだ。

近年は、競走馬も人間も、禁止薬物の種類がかなり細かくなり、我々も定期的に「三菱化学ビーシーエル」のHPをチェックしていないと、風邪薬やサプリメントのレベルでさえ何を禁止薬物として取られているかなんて判断ができないこともあるくらいだ。ドーピング検査は、違反者との間で「イタチごっこ」的なやり取りが続いているのだが、昨年からは過労者へのブドウ糖などの「点滴」さえも禁止になったりして、ちゃんとした処方で生命を守るために行われる医事行為さえもドーピング違反の対象にされることには、誰も講義しないのか?とさえ思えるほどである。しかし、ルールであるからには従わざるを得ないので、そうなると連戦になりそうなスケジュールはハナから避けるといった、消極的な対応しか取れなくもなる。

ちなみに、ディープの検査で発覚した薬物については、フランスの調教師も絡んでいるようであり、なんだかミステリアスな気もしてならない。気管支拡張剤は人間でもドーピング違反である。しかし、仮に調教師などがそれらのルールを把握していたとは言え、実際に処方される前に、全てそれらをチェックできる状況にあったかどうかは分からない。

ペナルティが科せられることもあろうが、なんとか引退までに、国内の残されたレースに出て、そこで強さを見せつけて欲しいと願う。個人的には、天皇賞やJCは、後輩達に任せて、そこで勝ってきた馬と最後に有馬記念1走で白黒つける感じで良いと思う。そのときは、私も記念馬券で単勝100円馬券でも買おうと思っている。

  
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2006年10月18日

ダンスパートナー

今日の表題は、ネタとはあまり関係がない。昔ダンパの馬券で随分儲けたこともあったし、逆に持って行かれたこともあったくらいだ。

我が学科の女子学生にとって、この時期は、ダンス系のシーズンとなる。

12月におこなわれるダンス発表会がそのフィナーレなのだが、それ以前に実習体育祭での「団ダンス」などもあるため、休み時間や空き時間を利用して、体育館内の至る所で、誰かしらが熱心にダンスの練習をしている姿に遭遇する。

ダンス系の音楽自体は私も好きな方なので、それはそれで良いのだが、時折困ることがある。

昨日、授業の教室へ向かう途中、体育館の通路を通った時のこと。

ノリの良いダンスミュージックに乗って上手に踊る女子学生を、歩きながら「うまいもんだなぁ」と半ば感心して見ていた。すると音楽が最終局面に達し、私がこのままのスピードで歩けば、最も「盛り上がる」場面にさしかかっていたところで、そこを通らざるを得ないような状況になってしまった。このままのスピードで歩けば、彼女の「華麗なフィニッシュ」を邪魔することになると瞬時に察した私は、その姿を見ながら歩くスピードを緩め、少し手前でゆっくり歩きつつ待つことにした。

踊っている本人は既に陶酔状態なので、当然のことながら私の存在などには全く構わず、華麗な動きを続け、最終章へ。

ステップが止まり、音楽が終わる。すると彼女は両腕を挙げて上半身を左方向へ捻りながら「フォーッ!」とHGばりのキメのポーズを取った。

「決まったっ!」

と思った瞬間、上半身を左に捻った彼女が向いた視線の先に、呆然と立ち尽くしている私がいた。半ばトランス状態から一気に素に戻った彼女は叫んだ。

「ギャーッ、センセぇ〜!」

顔を真っ赤にして、照れくさそうにしゃがみこんだ彼女を目の前にしつつ、私はただ、いかなるリアクションもできず下を向くしかなかった。

誰が悪いわけじゃない。これはきっと、運命のイタズラってヤツさ。

  
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2006年10月16日

引退

ディープインパクトではないが、ここのところスポーツ新聞を見ると、「引退」の文字がやけに多い。

プロ野球がシーズンを終えるからであろう。

さすがにプロともなれば、さまざまな思惑が絡むのであろうから、安易な引退宣言はできない。しかし、それでも引退するのは、現役を継続するときに、練習に挑む覚悟と同等の決意がいることなのだろう。

引退した後、急にスポットライトが消えることを実感し始めると、凄い虚無感が襲ってくる。引退後に多くの選手がこぞってマスコミに出たりするのは、食っていくために止むを得ない場合もあるが、同時に表舞台から自分が消えることに対する不安感があるからだろう。

先日、4年生ご苦労さん会が行われたが、ここのところ「一言」の順番が急に回ってくるので、ちゃんとものを考えて話していない。などと言い訳しつつ、一つ言い忘れていたことがある。

これから水泳以外の道へ進む者は、水泳で「顔つけ」「けのび」から始めたように、社会でも「基礎」から地道に努力し、「新しい自分」を構築すること。

引き続き水泳人としての道を歩む者は、この機会に、今までの経験を一度なかったことにして、選手としても社会人としても「新しい自分」を創造すること。

あまり科学的な示唆ではありませんが、どちらも私は経験者なんで・・・。

あ、今日は笑うところがない・・・。

  
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心意気と覚悟

土曜夜、天山対棚橋を見たかったのだが、12時を過ぎた時点で遅くまで起きる自信がなくなり、VTR録画して、日曜朝に見た。

いい試合だった。プロレスの中の試合では、かなりレベルの高い試合であったように思える。解説の山崎一夫さんが「二人ともお客さんへのパフォーマンスが少なく、相手に集中している」と言っていたが、以前ドームで行われた、ノアの「秋山対小橋」に匹敵すると言っていい迫力だった。どちらも生で見ていないのでなんともいえないが、恐らく生で立ち会ったら凄くインパクトのある試合だったのだろうと思った。特に、エプロンから場外へのブレーンバスターを受けた小橋には、見ている方が呼吸困難になりそうであったし、天山のエプロンから場外鉄柵へのカーフランディングを受けた棚橋を見ても、画面越しにその衝撃が伝わり、一瞬息が止った。

選手は日々進歩したトレーニングによって、筋力やパワーが向上しているはずである。その中で、より「重い技」を受けるには、相当な受身と度胸が必要なのではないか? 例えば受身を反復することでできる受けの強さは、トレーニングによってそれなりに鍛錬される。チョップを受けるのも、その手の練習により慣れるはずだ。しかし、「凄い高さから落ちる(技をかけられる)練習」なんて、そうそう出来るモンではないから、身体が慣れるなんてことはあり得ない、なのになぜ、彼らはそれをやってのけるのだろう? 日々の鍛錬以上のことを、試合で見せることができるのか?

こういったシーンを見ると、我々のトレーニングの勉強に限界を感じる。どこの書籍を漁ったって「なぜそんなことが出来るか」なんて話しは、せいぜいスポーツ心理の本に、「火事場の馬鹿力のメカニズム」として触れてあるのが精一杯で、そのほかには一行も書いてないのだ。しかし、そんなシーンこそ、そのアスリート自体が持つ「心意気」というか、勝つための「覚悟」なりが見えるような気がしてならないし、最終的にファイナルに勝ち残るのは、その「心意気」や「覚悟」の備えている人間だということは分かっている。

ならば、その「心意気」や「覚悟」はどこでつけるのか? と問われれば・・・今のところは残念ながら「練習」や「日々の自己分析」の積み重ねと言うしかないのである。天山は小島聡戦で、60分フルタイム寸前で脱水症状によりダウンし、ベルトを明け渡してから、トレーニング方法を変え食事管理も行うようになり、タイトル戦線に復帰した。棚橋選手はトレーニングだけでなく、プロテインなどの取り方も自分で研究し、身体づくりをした。さらにはトレーニング以外のところでも、毎週、週刊ファイトにコラムを書きながら感性を磨いた。そのバイタリティは、返し技の発想の豊富さにも成果となって現れていると思えるのである。

二人の地味な努力も派手な努力も、「嫌だな」「うっとうしいな」と思いつつ、どこかで踏ん切りをつけ、「自分からその渦に入っていく」ことを繰り返すことで、徐々につけてきたものなのだろう。これは多分、スポーツ種目の枠を越え、トップアスリートが持つ共通の資質だと思う。

さて、今年引退するディープインパクトは、その精神的資質を持っているのだろうか、馬に聞かないとわからないか・・・。さらに、本人は「引退」を自覚しているのだろうか? 謎は謎を呼ぶ。私もまだまだ、勉強が足りない。(文中敬称略)

伝説の名馬たち

 私の机の上を所狭しと走り回るこの名馬たちは、一体どうだったのだろう?

 

 

勿論、名手岡部元騎手も・・・。

 勿論、「名手岡部」元騎手は、その資質を持っていたはずである。    

  

  
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