私の受け持つ講義の一つに、「保健体育講義」という、学部の必修科目がある。
大学になって何をいまさら保健体育?と思われるかもしれないが、一般教養の一つとして必修となっている大学は意外と多い。ウチも例にもれずそれがあり、色々な学科の学生達に対して、それを教科書に沿って展開していくのである。この前期は「心理学科」の新入生を担当しているが、結構皆よく聞いてくれている。
さて、今日は「筋肉」について話をしようと思っていたが、今までの経験からすると、高校の保健体育の教科書などで、結構突っ込んだところをやっている高校もあるので、更に突っ込むべきか、一般的な話に終始するか迷っていた。
「それなら、学生達に聞いてやれ!」
と思い、先週の授業終了時にショートレポートの用紙を配り、「筋肉について知っていることを書きなさい」と指示した。それらを元に、今日は約90分授業を進めたのである。
「速筋・遅筋」「羽状筋」「筋原線維」「アクチン・ミオシンフィラメント」「乳酸」・・・皆いろいろと書き並べてくれたので、それらを一つ一つ細かく解説したり、実例を挙げたりしながら授業を進めていると、私の目をハッと留めさせた言葉を見つけた。
「中山きんにくん」
そうそう、それもあるな。んじゃ俺もシャツ脱いで「筋肉ルーレットォ」・・・ってやるわけないやろ!
・・・と頭の中でノリ突っ込みしつつ、今日もつつがなく無事に講義は終わった。





